プラレール修理:2段変速のギアボックスを分解

ちょっと昔の2段変速のギアボックスを分解

パワー不足のギアボックス

今回は、ちょっと昔のプラレールの2段変速のギアボックスを修理します。このプラレール、 普通に走行してるように見えますが坂をよく登れない など パワー不足が感じられます。

そこで ギアボックスを分解することにしました。
このギアボックスはちょっと昔のものですが、OFF・ON・HI
つまり 2段変速になってます。

2段変速のギアボックスは、何度か修理したことがありますが
スイッチ そのものにギアシャフトが付いている、非常にナイーブな作りをしています。

早速 分解してみよう

早速 分解してみます。
ギアボックスにはプラスチック製の留め具がついています。
この留め具は接着されているので ドライバーなどで
接着剤を剥がしながら、ゆっくりと 取り外します。

側面に一箇所だけ小さなネジが止めてあります。
プラスドライバーでネジ外します。
そして2箇所にフックが付いているので
この2つを外すと ギアボックスが開きます。
ギアシャフトやプリングが飛び出す可能性があるので慎重に開いてください。

プラレールのギアボックスの中身

ギアシャフトが4本、プリングが1本、 そして重りが入っています。 

経年劣化するとギアは全て 樹脂でできているので
ひび割れを起こすことがよくあります。
ギアをそれぞれ 確認しましたが割れているものはないようです。

モーターに直接ついている「ピニオンギア」をピンセットでつまんでみると
するっと抜けました。ピニオンギアを拡大鏡でよく調べてみましたが、
特に割れたりはしてないようです。
ピンセットで抜けるくらいなので空回りもしていたでしょう。
おそらく、これがパワー不足の原因でしょう。

修理と内部も清掃

ギアは割れていたら交換するしかないのですが
今回は瞬間接着剤で止めることにしました。

ギアシャフトをそれぞれ綿棒で綺麗に掃除します。
綿ぼこりや糸がたくさん付着。ピンセットでつまみ出します。

おもちゃとはいえ、電気で動くので水はサビや故障の原因になります。
清掃にはアルコールを使った方がいいでしょう。

組み立てた時と逆の手順で それぞれ ギアシャフトを組んでいきます。
厄介なのは スプリングです。
先が曲がったピンセットを使うと便利です。

組み立て

ピニオンギアを瞬間接着剤でつけましたので、
すぐに稼働させるとまた緩む 可能性があります。
数時間放置して完全に乾燥してからスイッチを入れてみます。

問題なく動いているようです。よかった!
これで修理は完了です。

レールで走らせてみました。 

動画版はこちら↓

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