仮面ライダーリバイス変身ベルト/ボタン電池あれこれ:おもちゃ修理

音が出ない仮面ライダー変身ベルト、原因は単純

仮面ライダーリバイスは、2021年から2022年に放送された令和では3作目の仮面ライダー。
おもちゃ修理のボランティアに「変身ベルトが音が出なくなった」と持って来られました。

音が鳴るおもちゃ、故障の原因は?

音が途切れてしまう

仮面ライダーリバイス変身ベルトがスイッチを押してものブツッとしか鳴らず音が途切れてしまう。とはいえ音は出るので、配線やスピーカーではなく、原因としては故障というより電圧不足が考えられます。つまり電池切れですね。

開いてみると、ボタン電池「LR44」が3個装着されていました。
取り出してチェッカーで計測すると、やはり1.22ボルトしかありません。本来1.5ボルトが標準です、新品なら1.5ボルト強あります。

新品の電池に全て交換します

ダイソーさんで4個入110円の新品LR44を入れてみます。
1.5ボルトが3つですから合計4.5ボルト。すべて1.2ボルト程度だったので当然ながら全て交換なのですが、もし1.5ボルトがあったとしても、全て新品に交換します。
容量にばらつきがあり、一つでも電圧が落ちてしまえば4.5ボルトを下回りまた不具合がでるからです。

スイッチを入れると豪快にシャウトしました!
LEDの電飾もあったんですね。カッコいい!子ども達にが欲しがるのがわかりますね。
カッコいい音声を聞いてください↓

ボタン電池の豆知識 一目で電池の交換時期とわかる?

ボタン電池の種類

ボタン電池は、ボタン型電池・コイン型電池・ミニ電池とも言われます。
今回はLR44という型番の電池でおもちゃやLEDライトなどでよく使われます。

Lは「アルカリ電池」を意味し電圧は1.5ボルトです。
R44は直径と厚さの規格番号です。同種でサイズによってR41、R43、R44、R48、R54、R55、R70がありますので購入の際は型番を確認してください。

他によく使われているボタン型電池は、CR2032のようなCRタイプがあります。CRは「リチウム電池」で3.0ボルトです。
CRの型番のサイズは、わかりやすくCR2032であれば直径20mm、厚さ3.2mmです。
形状的には薄くて広いのでコイン電池と呼ばれることも多いですね。薄いので時計によく使われています。

一目でわかるボタン電池の交換時期

私はチェッカーで電圧を測ったのですが、おもちゃ修理の大先輩が「見ただけでわかるよ」と教えてくれました。
「ほら、こんなに膨らんでる」
ボタン電池はガスを発生するので消耗すると膨張するそうです。今回のボタン電池を新品と見比べるとたしかに、ぷっくり膨らんでいます。新品は表面が平らので一目瞭然です。肉眼でわかるほど膨張していたら、もう電池は限界です。

ボタン電池は取り扱い注意

最近は水銀を含有しているものは減っているそうですが、それでも電池は劇物です。
お子様の手に届かないよう気をつけましょう。
使用済みの電池でも重ねると熱を発しますので、個別にテープを貼って絶縁するようにしてください。

また、学習した情報を発信したいと思います。

<参考>
maxell:ボタン形電池・コイン形電池互換表

Panasonic:リチウム電池・ボタン形電池

動画版はこちら

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Writer:おもいでファクトリー工場長 ロウガン
昭和の街の小さなプラモデル屋さん生まれ プロフィール>>>

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