こんにちは!こんばんは!
おもいでファクトリー 工場長のロウガンです。
DX妖怪ウォッチエルダ、故障個所はスイッチ
DX妖怪ウォッチエルダとは?
おもちゃ修理のボランティアの案件。「DX妖怪ウォッチエルダ」の妖怪サーチボタンが作動しないそうです。2018年にバンダイより発売されいますのでおよそ5年前の商品です。
妖怪ウォッチについてはよく知らないのですが、バンダイの「妖怪ウォッチおもちゃウェブ」に取扱説明書があったので、どんな動作をするかを確認しました。
腕時計型のデジタル玩具で付属の妖怪アークで2つのサイドの「ともだち妖怪」を召喚できるウォッチ。
■遊び方1:妖怪アークでともだちを召喚!
妖怪アークを妖怪ウォッチエルダにさして右に回すと扉が開き青色に光る!盤面に妖怪アークをタッチするとライトサイドを召喚!
これは問題なく作動、音も光も問題なし。
左に回すと扉が開き赤色に光る!盤面に妖怪アークをタッチするとシャドウサイドを召喚!
こちらも問題なく作動、音も光も問題なし。
■遊び方2 サーチボタンを押して妖怪をサーチ!
サーチボタンを押しても反応なし
さらに妖怪アークを盤面にタッチすると召喚音が鳴り、妖怪名、種族が鳴るとあるが無反応。
他の動作では音も光も問題ないので、電圧や配線ではなくサーチボタンのスイッチに問題ありと推測しました。
分解してスイッチ部分を確認
分解は極力、最小限度にしたいものです。そもそも、この手のおもちゃは、分解を想定しないのでネジは小さくて量が多いのです。微妙に大きさ・長さが違ったりします。
スイッチ部分の外部パーツを外すと、ゴムのカバーが出てきます。直接、指で押し込むと、音が鳴りLEDが光りました。ふむふむ、サーチらしく探しているような音ですね。
スイッチの接触不良の直し方、鉛筆登場
ここで意外なツールが登場!!
6Bの鉛筆です。
これでゴムの裏を鉛筆でカキカキします。
外部パーツをつけて感触を確かめます。よさそうですね。
秘密はゴム製のボタンです。
このゴムの裏は導電ゴムになっています。
消耗なのか原因は定かではないですが、導電性が悪くなっているせいでスイッチが効きにくくなっていました。
以前、モーターの修理(水浸しのモーターが復活!!ままごとキッチン)を紹介しましたが、今回はスイッチの修理です。
修理方法は、まず汚れの可能性があるので綿棒などで掃除します。
もうひとつ、鉛筆でカキカキすることです。
鉛筆の芯はカーボンなので導電性をよくします。
今回は6Bの鉛筆をつかいました。できるだけ柔らかい4B以上がいいでしょうね。
これはテレビのリモコンによくみられる現象です。特定のボタンだけ反応がなくなったり、悪くなったりしたときはこの方法をつかってみてください。
※あくまで自分の責任でお願いします。
なんだか、おまじないのようですね。
ちゃんと妖怪をサーチするのか
「DX妖怪ウォッチエルダ」を作動してみます。
すべて完璧に動いているようです。
修理にもってきてくれた小学生の男の子がとても喜んでくれました。
とてもお気に入りのおもちゃだったようです。
めでたし、めでたし。
動画版もご覧ください。
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