おもちゃ修理:電池関連の不具合

動くおもちゃの大半は電池

電池切れ

おもちゃ修理の中で最もよくある故障の一つが電池切れです。
本体には異常がないのに故障として持ち込まれることがあり、時には「新しい電池を入れてきました」と言われることもあります。しかし、調べてみると電池の電圧がまったくないことが分かります。
新しい電池を入れると問題なく動作します。
故障と思ったらまず電池を調べることが重要です。
テスターで調べる、懐中電灯の明るさを確認する、電池テスターで測定するなど、様々な方法があります。電池テスターを用意しておくと便利です。

電池の液漏れ

乾電池は使い方を誤ると液漏れを起こすことがあります。
最近では改良されて液漏れを起こしにくくなっていますが、まだまれに起こることがあります。
おもちゃのスイッチを切らずに箱に入れておくと、電池が消耗し、しばらくすると電池から液体が漏れ出てきます。
この液体は非常に腐食性が強いアルカリ成分であり、周囲の物を錆びさせたり溶かしたりすることがあります。
おもちゃの電池ボックスを開けると、赤錆や白い粉、緑青が見られることがあります。
液漏れを見つけた場合は直接触れず、液漏れした部分やさびを取り除き、金具を磨いてください。
また、手をよく洗うことも忘れずに行ってください。

電池抑え金具の破損

故障のおもちゃを振るとカタカタと音がすることがあります。
これは電池がボックスの中で動いているためです。電池抑え金具が曲がり、電池をしっかりと抑えることができなくなっています。
金具がしっかり抑えていても、接触部分が黒ずんでいたり錆びている場合は磨いて確認しまましょう。
錆びやすい金属素材を使用しているため、錆びていることがあります。


電池を入れて電池チェッカーで正しい電圧が出ているか確認しましょう。
簡易的なものなら100円ショップでも購入できます。
最近、100均での取り扱いが減っているようですが、
ダイソー、セリア、キャンドゥに次ぐ、業界4位の「Watts(ワッツ)」では110円で販売しいました。

パワーチェック(ワッツ)

まとめ

最もよくある故障は電池切れであり、新しい電池を入れることで解決できます。次に、乾電池の液漏れによる腐食や錆びが起こる可能性があり、液漏れした部分や錆びを取り除く必要があります。また、電池抑え金具の破損により、電池が動いてしまうことがあります。

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