これぞ映画「スティング」ポール・ニューマン&ロバート・レッドフォード

アメリカン・ニューシネマのいとしさ切なさと心強さと

「イージー・ライダー」「俺たちに明日はない」「明日に向って撃て!」

60年代から70年代にトレンドとなったアメリカン・ニューシネマが大好きです。しかもアメリカン・ニューシネマといわれるジャンルは、それまでタブーとされてきた反戦などの政治的メッセージやバイオレンス・性的な表現が描かれています。悪役が主役になった映画も出てきます。「イージー・ライダー」「俺たちに明日はない」「明日に向って撃て!」などが有名ですね。

大事なことは全てレンタルビデオで学んだ

リアルタイムの時は小学生だったので観ていませんでした。親は当然は観せないですよね。そんな私が大学生の頃はレンタルビデオの全盛期。ビデオデッキも汎用型なら10万円前後だったのでアルバイトで頑張れば買えるのです。VHSビデオやβ(ベータ)といっても若い人にはわからないですよね。DVDはオールインワンですが、吹替版のVHS・β、字幕版のVHS・βと洋画であれば一つの作品に4種類をレンタルビデオ店は揃える必要がありました。
当時のレンタル価格は300〜500円程度、貪るように映画を観ていました。

ポール・ニューマン&ロバート・レッドフォード

「明日に向って撃て!」主題歌とラストシーンのギャップ

そこで出会ったのがポール・ニューマン&ロバート・レッドフォード主演の「明日に向って撃て!」です。きっかけは主題歌の「雨にぬれても」。ほのぼのした名曲で好きだったのですが「明日に向って撃て!」は西部劇、いったいどんな映画だろうと思い借りてきました。今のようにインターネットがなく予備知識全くなしで観たので鮮烈でした。
今までテレビ放送で観ていたの西部劇といえばアラン・ラッドの「シェーン」ジョン・ウェインの各作品は勧善懲悪作品で観終わったあとにスッキリするばかりです。「明日に向って撃て!」の主演はブッチ(ポール・ニューマン)とサンダンス(ロバート・レッドフォード)のバディは銀行強盗を繰り返す悪党、スリリングな展開と若さゆえな無謀さで次第に警察隊に追い詰められていきます。どうやってこのピンチを切り抜けるのだろう?そこで有名なエンディングです。これがアメリカン・ニューシネマ。

私の中で史上最高の傑作「スティング」

この作品でポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演の映画を追いかけます。早速、私の中で史上最高の傑作「スティング」めぐりあいます。主演ロバート・レッドフォード、助演ポール・ニューマンというコンビ。今回は駆け出しの若い詐欺師(レッドフォード)が詐欺の師匠の敵討ちのために既に引退した伝説の詐欺師(ニューマン)と手を組み大物ギャングをスティング(騙す)する物語。
映画は映像技術で現実にはありえない映像を見せてくれます。今ではSFXでどんな世界も表現できますが映画の歴史は無声映画の時代から編集することや映像トリックで観客を楽しませました。
このスティングはスリーンの中だけでなく観客も表題どおり完全に騙します。
もし、ご覧になるときは伏線がやまほどありますので注意して観てください。
結末を知ってしまった後なのに何度でも繰り返し鑑賞するのです。これぞ映画だと。
プロットやシナリオであ観客をも巻き込んで楽しまてくれる作品です。

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