CMソングに“魅せられて”「ネグレスコホテル」

CMは、サウンドロゴからタイアップソングへ

「わんさかわんさレナウン娘」「ん~~マンダム」

それまでのCMソングは「レナウン娘」「マンダム」「ケンとメリーのスカイライン」など社名やブランド名を歌詞内に盛り込むのいわゆるサウンドロゴが普通でした。70年代後期からでしょうか、化粧品などが多かったと思います。曲とCMがタイアップすることでヘビーローテーションになり、曲が売れればブランドの認知も上げるという仕組みが確立されます。

化粧品CMはタイアップソングがあたりまえ

前日、角川映画のメディアミックスのブログを書きましたが、これも同様ですね。
特に化粧品では、
「時間よ止まれ;資生堂」矢沢永吉〜大好物だった永ちゃんの代表作
「君のひとみは10000ボルト;資生堂」堀内孝雄〜アリスからソロデビュー
「燃えろいい女;資生堂」ツイスト〜ナツコの夏で小野みゆきもブレイク
「マイ・ピュア・レディ:資生堂」尾崎亜美〜
「Mr.サマータイム・サーカス;カネボウ」〜確か兄弟姉妹だったような
「君に、胸キュン。:資生堂」YMO〜テクノポップ世代です。
「め組のひと:資生堂」ラッツ&スター〜TikTokでもバズったみたいですね。

「ロマンスの神様」広瀬香美、「魅せられて」ジュディ・オング.....

化粧品以外にも印象的だったのが
「ロマンスの神様:アルペン」広瀬香美〜冬の定番
「愛のメモリー:江崎グリコ」松崎しげる〜最近は横尾材木店
「季節の中で:江崎グリコ」松山千春〜この頃はテレビに出ることが事件になりました。
「異邦人:三洋電機」久保田早紀〜今でもカラオケで上位の人気ですね
「いい日旅立ち:日本国有鉄道」山口百恵〜なんと民営化前だったのか
「魅せられて:ワコール」ジュディ・オング〜派手な衣装が忘れられません。
年代順不同なのでご了承ください。

まだまだ数え切れないくらいあり、今このブログを書きながら同時の記憶が蘇ってきます。
それにコカ・コーラやカップヌードルはタイアップ曲を使っていますね。

レコード~CD~配信、そしてまたアナログ回帰

シンビーノのタイアップソング「ネグレスコホテル」

みなさんは「シンビーノ」という商品そのCMソングだった「ネグレスコホテル」って知っていますか?
最近、露出が少ないので知らない方も多いと思いますが「BORO」というのアーティストの曲です。BOROはおじさんたちの十八番「大阪で生まれた女」を萩原健一に楽曲提供したシンガー・ソングライターです。私はこのCMソングが大好きで偶然FMラジオでフルコーラスを聴いたとき鳥肌が立つくらいの衝撃をうけました。1983年のことなので私は中学二年生です。早速レコード店へ走りシングルレコードを手に入れて何度も繰り返し聴いたのです。またB面の「レッドシューズ」という曲もどてもいい曲です。

CD時代の到来に期待するも

そんなこんなでやがてレコードは店から姿を消し時代はCDです。大人になった私はBOROのCDを数枚買いました。
しかし一番期待していた「ネグレスコホテル」はオリジナルではなくボサノババージョンなのです。いくつかのCDに入っている「ネグレスコホテル」はすべてボサノババージョン。またB面だった「レッドシューズ」は全く見つかりません。レコードはおそらく押入れのどこかにあるはずですが、肝心のレコードプレイヤーがないのです。いつの間にかモチベーションを失いました。

配信の時代に期待するも

更に月日は流れ、時代は21世紀、やってきました音楽配信の時代、失ってしまった想いが蘇ります、きっと「ネグレスコホテル」オリジナルバージョンを聴ける日がくる。
期待はいとも簡単に崩れ去ります。配信さえもボサノババージョンしかないのです。

再びアナログの時代が

そんなある日Amazonでレコードプレイヤーが数千円で販売されていることを知りました。しかもMP3に変換しUSBに録音できる模様。早速購入し恐る恐る針をおとします。聴ける確かに聴ける。あのオリジナル・バージョン。今回はPC用のしょぼいスピーカーだったので次回はしっかりした音で聴こう。
最近はレコードやカセットテープの需要が増えているそうですね。
小さい市場でも多様なニーズに対応する、いい時代ですね。

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